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[Reuse Market] Autumn Festival in Sinsa-dong
An Autumn Market in the Parking Lot
On October 21, the AROMATICA headquarters parking lot was filled with a lively atmosphere from early morning. It was the day of the Reuse Market, held alongside Refill Day. Since 2022, AROMATICA employees have been holding internal reuse markets to share unused items—but this year, it expanded into an open market for everyone. It became a day to give new life to discarded items and experience sustainable sharing in action.
A Neighborhood Scene Made Together
Local stores in Sinsa-dong were the first to join hands when they heard about the Reuse Market. Cafes, restaurants, and surf shops—places often visited by AROMATICA staff—brought out items that had been resting quietly in a corner of their shops. Dishes, lamps, clothing, hats, and kitchenware filled the parking lot, waiting for new owners.
“It feels so rewarding to know that these things will find new life in someone else’s daily routine,” said one shop owner.The warmth of the neighborhood could be felt in every corner of the market—a true reflection of the Sinsa-dong community spirit.
The Power of Good Influence: Influencers Join In
Seven influencers who resonate with AROMATICA’s philosophy also joined the Reuse Market, donating nearly new clothes, shoes, and bags, each carefully packed with sincerity.
“I wanted to be part of the movement for sustainable circulation,”one of them shared. Their participation helped spread AROMATICA’s message even further, as their personal style and warmth infused the market with vibrant energy.
The Aesthetics of Reuse in Every Detail
Reusable materials were seen everywhere—from Tyvek posters used every year, to fabric price tags reused since 2022, to shopping bags and paper fillers collected from stores and offices. Nothing went to waste; everything was given a new purpose. At the self-packing station, visitors wrapped their purchases themselves, finding joy in small acts of sustainability. With support from Beautiful Store (아름다운가게), the event site remained both organized and heartwarming.
A Day Filled with People and Connection
More than a market of goods, it became a place of heartfelt exchange. During lunch breaks, people visiting for refills also stopped by as buyers or sellers, adding to the lively mood. A Brazilian mother and daughter backpacking for six months picked out clothes and travel items, smiling as they said,
“We feel lucky to have found a place like this on our journey.”From customers offering their cups to others, to mothers and daughters sharing stories while choosing clothes together—every moment was filled with warmth and kindness.
Where Kindness Flows
The Reuse Market raised a total of 2.6 million KRW, which was entirely donated to Beautiful Store. It was more than just an exchange of goods—it was a flow of value and goodwill. Through this cycle of giving and reusing, AROMATICA’s long-held belief in sustainable beauty shone naturally throughout the day.
Memories of Autumn, and Toward the Next Cycle
The scenes from that day will linger for a long time—the texture of the Tyvek posters, the handwritten price tags on fabric scraps, and the careful folding of paper bags. Every gesture reflected the beauty of living a “reuse” life. The small neighborhood festival—AROMATICA’s Refill Day and Reuse Market—colored this autumn in Sinsa-dong with something truly special: beauty that endures, just like the things that are used again.
月に一度、空になったボトルを補充して新しく始める日です。
リフィルデーは単なるイベントではありません。日常生活と環境を繋ぐ、私たちならではの特別な方法です。今月で8回目の開催となります。週末の日曜日に開催されるため、普段平日に参加できない方にもご参加いただけるお祭りのようなイベントとなります!
リフィルデーは、「容器の再利用」が自然で楽しい日常の文化の一部となることを願って始まりました。小さな行動が集まり、意味のある変化を生み出す日です。ぜひこの旅にご参加ください。
• 今月の詰め替え商品とサイズ
今月の詰め替えアイテムはお馴染みの商品ですが、サイズが変わりました。いつもの500mlではなく、300mlをご用意しました。理由はシンプル。より多くの方に詰め替え体験を共有していただくためです。サイズが小さいほど、より多くの方にメリットを実感していただけます。ボトルは小さくなりましたが、詰め替えという行為はより遠くまで届きます。ハードルを下げることで、参加しやすくなり、コミュニティの拡大にも繋がります。量は減りましたが、より多くのストーリーと、より多くの人々の日常が詰まっています。
9月の詰め替え日アイテムとサイズ- ローズマリーオールインワンウォッシュ → 300ml - ラベンダー&マジョラムボディウォッシュ → 300ml - キッチン洗剤 レモン&オレンジ → 300ml - ユーカリハンドウォッシュ → 300mlローズマリーエッセンス → 100ml(変更なし)
• 補充ルール: 必ず従ってください
おかわりは衛生と安全が確保されて初めて継続できます。ちょっとした不注意でも細菌の増殖につながる可能性がありますので、おかわりデーには以下のルールをお守りください。
同じ商品を詰め替える場合は、容器を洗わずにお持ち込みいただけます。不必要に洗うと容器内に水分が残り、安全性が低下する可能性があります。ただし、別の商品に切り替える場合や、容器を洗った場合は、18時間以上完全に乾燥させてからお持ち込みください。急いで詰め替えると水分が残り、細菌の増殖につながる可能性があります。この詰め替え文化を安心して継続していくためには、皆様のご協力が不可欠です。
✔️ 徹底的に洗浄され、完全に乾燥された再利用可能なボトルのみ(18時間以上) ✔️ 食べ物や飲み物の容器は禁止です❌ (水のボトル、ソーダのボトル、タンブラーなど) ✔️ ポンプの部品を洗わないでください(ポンプ内部に細菌が増殖するリスクがあります) ✔️ 他ブランドのボトルも歓迎
• 来月の補充品をお選びください!
9月から、Refill Dayはさらに参加型イベントになります。ご来店いただいた際に、来月欲しい商品に投票していただけます。最も投票数が多かった商品が、翌月のRefill商品として選ばれます。これからのRefill Dayは、ただ用意されたものを受け取るだけでなく、一緒に作り上げていくイベントになります。
• 詰め替えを日常生活の一部にする
詰め替えとは、ただ空になったボトルに詰め替えることではありません。今日の小さな選択を、明日のライフスタイルへと変えることなのです。毎日使う製品を詰め替えることで、それは単なる消費ではなく、持続可能性への取り組みになります。誰かに詰め替え品を贈ることは、思いやりと気遣いを共有する新しい方法となります。こうした小さな波紋がいつか積み重なり、詰め替えが日常の当たり前の習慣となるでしょう。
9月21日の第8回リフィルデーは、まさにその未来への一歩となります。私たち一人ひとりの小さな行動が積み重なり、大きな変化を生み出します。その変化は日常生活に再び流れ込み、新たな始まりへと繋がります。
♻️ Refill Dayでお会いしましょう。小さなボトル1本が、大きな物語を紡ぎ出す様子を、一緒に見ていきましょう。
AROMATICAに小さなマーケットプレイスがオープンしました。
着なくなった子供服、タンスに眠ったままのおもちゃ、そして大切に使ってきた日用品など、誰かの家で役割を終えた品々が展示され、新しい持ち主を待っています。「資源循環の日」を記念した小さなイベントとして始まった「リユースマーケット」は、今年で3年目を迎えます。社員が家庭で使わなくなったものを持ち寄り、販売し、その収益と余った品々を寄付するものです。ささやかに始まったこのイベントは、今では社員が毎年「今回はどんな宝物が出てくるんだろう?」と楽しみにしているほど、大切な会社の伝統行事となっています。
丁寧に手作り
今年の注目は、AROMATICAのクロッシェクラブ「Moongchi Moongchi」でした。イベント開催までの数週間、メンバーたちは昼休みに集まり、色を選んだり、ステッチのパターンを選んだり、会話を交わしたりしながら、手作りの作品を作りました。色とりどりのクロッシェバッグやアクセサリーはマーケットを明るく彩り、皆の注目を集めました。それぞれの作品には小さなラベルが付けられ、作った人の手が誇らしげに刻まれていました。🧶
続く瞬間
リユースマーケットは、細部にまで配慮が行き届いています。昨年余った布で作った値札が今年も再利用され、使われなかった素材も廃棄されることなく新たな小物へと生まれ変わりました。ここは単なるマーケットプレイスではなく、物が再利用され、生まれ変わり、第二の命を与えられる空間です。一つ一つの物に物語があり、新しい持ち主の手に渡る時、私たちはリユースの文化、そしてそれがいかに自然に私たちの生活の一部となっているかを改めて実感します。
市場を超えて持続する寄付
リユースマーケットのもう一つの魅力は、その後の展開にあります。収益と売れ残った品物はすべて寄付され、困っている地域社会へと還元されます。かつてある家庭で意味を持っていた品物が、別の家庭で新たな役割を担うことになります。そして、寄付を通して、品物の旅路はさらに長く続きます。こうして私たちは、静かで永続的な充実感を分かち合うことができるのです。
小さな伝統からより大きな価値へ
AROMATICAでは、職場で「リユース」の喜びを育んでいます。この精神は、持続可能な消費を促す月例イベント「Refill Day」を通じてお客様とも共有されています。Reuse Marketが社内の伝統となったとすれば、Refill Dayは私たち全員を繋ぐ伝統です。伝統は単なる繰り返しではなく、私たちが生きる価値観を反映しています。
あらゆる小さな行動 ― 使う量を減らし、再利用量を増やし、所有物の寿命を延ばす ― が文化を築きます。そして、その文化が未来を形作り、次世代へと受け継がれていくのです。それは、静かで永続的な遺産となるのです。
10月発売
今年のマーケットは、笑いと温かさ、そして有意義な交流で溢れていました。使い終わったと思っていたものが、新たな可能性を見出すのを見るのは特別な体験でした。そして10月には、アロマティカのリフィルデー(10月21日)に合わせて、特別なリユースマーケットが開催されます。
より少なく使い、より多く再利用し、より長持ちさせましょう。今年 10 月、私たちと一緒に永続する物語を作りましょう。もっと再利用して、無駄を減らしましょう!
【Refill Day】Refill Records 6ヶ月
「持続可能なライフスタイルは大きな変化から始まるのではありません。毎日使う製品の容器を詰め替える時、こうした小さな行為が積み重なって、地球のための力強い運動になるのです。」
詰め替え、文化として成長
2025年2月、アロマティカは毎月21日を「Refill Day(詰め替えの日)」と定めました。この日、空になったボトルを店舗にお持ちいただいたお客様には、無料で詰め替えサービスを提供することで、使い捨てプラスチックの削減と再利用の価値の復活を目指しています。これは突然の宣言ではなく、私たちの取り組みの一環です。
2016年には、より良い消費スタイルを見つめ直すため、詰め替え用パウチを導入しました。2020年からは、オフライン店舗に詰め替えステーションを設置し、「詰め替え生活」を文化として着実に広めています。
参加者2,216名、1,000,000ml補充
2025年2月から6月にかけて、合計2,216名のお客様がRefill Dayに参加し、合計で約100万mlの製品をおかわりいただきました。これらの数字は単なる統計ではなく、私たちの消費行動が変化していることを如実に示しています。
リフィルデーは、消費者としてだけでなく、持続可能な暮らしを積極的に実践する者として、私たちが再びつながる、毎月開催される小さなお祭りになりました。
より健全な詰め替え文化のためのより強力なガイドライン
今年後半からは、より安全で健康的な詰め替えのために容器基準が強化されます。多くのお客様が、丁寧に準備された空ボトルをお持ちになってご参加くださいました。7月、つまり6回目の詰め替えデーを迎える頃には、詰め替え容器のガイドラインを明確化し、強化する必要があると認識しました。
遠方からお越しのお客様が、容器の不備によりおかわりいただけないケースがありました。大変残念ではありましたが、これは公平性と安全のために、そして丁寧にボトルを準備してくださった方々への敬意を払うためにも必要なことでした。今後は、すべてのお客様にとって安全で信頼できるおかわり文化を確かなものにするために、細かなルールも一つ一つ遵守してまいります。
より健全な詰め替え文化のためのより強力なガイドライン
今年後半からは、より安全で健康的な詰め替えのために容器基準が強化されます。多くのお客様が、丁寧に準備された空ボトルをお持ちになってご参加くださいました。7月、つまり6回目の詰め替えデーを迎える頃には、詰め替え容器のガイドラインを明確化し、強化する必要があると認識しました。
遠方からお越しのお客様が、容器の不備によりおかわりいただけないケースがありました。大変残念ではありましたが、これは公平性と安全のために、そして丁寧にボトルを準備してくださった方々への敬意を払うためにも必要なことでした。今後は、すべてのお客様にとって安全で信頼できるおかわり文化を確かなものにするために、細かなルールも一つ一つ遵守してまいります。
詰め替え日容器ガイドライン(2025年7月更新)
カテゴリ
2025年上半期
2025年後半(7月から)
コンテナの状態
洗濯済みで、完全に乾燥させることをお勧めします(18時間以上)。現場での乾燥は可能です。
完全に洗浄し、18時間以上乾燥させてください。湿気は厳禁です。濡れている場合は詰め替えできません。
残留製品
残った製品でも詰め替えは可能です(同じ配合の場合)。
同じ。
非アロマティカ容器
すべてのブランドを歓迎します。
同じ。
食品/使い捨て容器
限定的な使用が許可されます(水筒、飲料ボトル)。
許可されなくなりました。ペットボトルや飲料ボトルは除きます。
ポンプ洗浄
ポンプは洗わないでください(細菌の増殖を防ぐため)。そのままお持ちください。
同じ。
なぜ変更したのですか?
おかわり文化が広まるにつれ、その基準も変化する必要があります。これらの変更により、衛生、公平性、そしてすべての人の努力が尊重されます。
最も重要な変更点は、水筒や飲料ボトルの受け入れを中止することです。これは単なる衛生上の問題ではありません。これらのボトルは、そもそも使い捨てを目的として作られています。これらのボトルを受け入れると、 「ボトル入りの飲み物を買って、その容器を詰め替えに再利用しよう」という考え方を助長する可能性があります。これは、使い捨てではなく再利用を重視する当社の詰め替え理念に反するものです。
運用面でも、これらのボトルは繰り返し問題を引き起こしていました。飲んだ直後に濡れた容器が持ち込まれたり、現場でティッシュで間に合わせに乾かしたりといった問題です。安全で安定した補充を確保するため、2025年7月より使い捨ての食品・飲料容器を除外することを決定しました。
手を満たし、人生を再考する
詰め替えは、単にプラスチックを減らすだけではありません。私たちが使うものすべてに責任を持つ姿勢です。製品を補充するだけでなく、世界をどのように補充するかを再考する方法でもあります。
アロマティカは下半期もこの文化をさらに広げ、より多くの人が自然と「おかわり生活」に参加できるよう努めます。そして、おかわりが新たな生活のスタンダードとなることを目指します。
持続可能な美しさのために — 詰め替えを増やして、無駄を減らしましょう。
始まりからずっと記憶に残る日々。6月20日、豪雨の夜が明け、人々は早朝からアロマティカ本社に集まっていた。槐山へ向けて<プロジェクト:ソイル>を出発する日だった。雨の金曜日の朝だったが、欠席者は一人もいなかった。仕事を休んで参加してくれたお客様、ブランドのストーリーを直接聞きに来たお客様、そしてアロマティカチームのメンバー。皆、静かな決意を胸に抱いていた。
バスは雨の中を進み、忠清北道槐山市甘勿面に到着した。場所は、農家兼薬草学者が営む薬草園だった。幸いにも、出発する頃には雨は小降りになっていた。レインコートとブーツを着用し、装備の点検と安全に関する指示を受けた。
次に、侵略的なホタルブクロの蔓の除去作業が始まりました。最初は、密集して頑丈な根に圧倒されました。茎を切るだけでは不十分で、一本一本の蔓を丁寧に解かなければならず、忍耐と集中力を要する作業でした。他の植物を守るために、ゆっくりと、優しく、そして協力して作業を進めました。あるグループは、隣の植物に手をつけずに一本の根を無事に引き抜いた瞬間、「救えた!」と大声で歓声を上げました。その瞬間、私たちは皆、何か新しいことを学んでいることに気づきました。
雨にもかかわらず、会場は笑い声でいっぱいでした。多くの人が「これ、すごく好き!ロマンチック!」と声を上げました。これは単なるボランティア活動ではなく、復興の共有体験であることがはっきりと分かりました。
途中で、軽食のテーブルが待っていました。グーサンの地元産の農作物を使ったヴィーガンライスケーキ、摘みたてのハーブを漬け込んだハーブウォーター、そして季節のフルーツ。土とハーブの香りに包まれながら、 「これぞまさに農場から食卓へ」と誰かが言いました。
食べ物を分かち合いながら、インヴェラボの生態学研究者と一緒に植物を観察しました。小さな昆虫や細い草の葉っぱ一つ一つに、名前と物語が与えられていました。周りの小さな命にこれほど注意深く目を向けたのは、いつ以来でしょうか。
「この活動を通して、普段は見過ごしてしまうような、この地域に生息する植物や小さな生き物について学ぶことができました。環境に対する視野が広がりました。」 – 参加者、チョ・スビン
「アロマティカの献身的なチームと共に働くことで、ブランドへの信頼がさらに深まりました。このような方々が先導してくれるからこそ、必ず意味のある結果が得られると信じています。」 – 参加者、mongmong
参加者は皆、それぞれタンブラーを持参していた。雨に濡れながらも、タンブラーの列に並んでいる人たちも、この日の雰囲気を共有しているようだった。
土に手を入れ、心を込めて仕事に臨む
現場に戻り、もう一度ツルの除去作業をしたところ、目に見えて変化が表れていた。侵入植物が5袋分も除去されたのだ。作業が終わる頃には雨はまだ降り続いていたが、彼らの目はより輝いていた。雨は汗、膝についた土、手についた植物の匂いと混ざり合い、そして不思議なほど皆の表情が似ていた。
「大人になってから、雨の中を自由に立つ機会は滅多にありません。着替えを持ってきてくださいと言われていたので、濡れても全然気にならず、爽快でした。22年間、自分のビジョンを貫き通してきたアロマティカのCEOの話も刺激になりました。」 – 参加者、ムンギュ・ゴング
その日、指先で一本の蔓を引っ張った瞬間から、私たちは大切なことを学びました。環境を大切にすることは、単なる宣言ではなく、身体的な行為なのです。土の上にひざまずき、身を低くし、傷つけないよう慎重に動くこと。そこから、アロマティカの土壌再生哲学が始まります。
共に大地に触れること、植物をじっくりと観察すること、共に食事をすること、土の香りを纏った空気を吸うこと。こうしたささやかな行為は、言葉よりも深い共感を生みます。この日、私たちは環境について語るブランドの真摯な思いが、どこから来るのかを、体で感じました。
ある者は蔓を抜き、ある者は自らの内に何かを蘇らせました。私たちは共に土を耕し、心に希望を植えました。
生態系に命を吹き込む小さな行動
気候変動、生物多様性の喪失、土壌汚染といった地球規模の課題の大きさに、私たちはしばしば圧倒されてしまいます。これらの言葉は広大で遠い存在のように感じられ、私たちに本当に何かできることがあるのだろうかと自問してしまいます。しかし、自然の回復は常に小さな一歩から始まります。そして今日、私たちにできることが一つあります。それは、侵略的な野生のホップ蔓( Humulus japonicus )を除去することです。
なぜVineなのか?
その名の通り、この蔓性植物は地面を這い回り、他の植物を絡み合わせて窒息させます。在来植物から空間を奪い、日光と風通しを遮り、土壌自体を窒息させることさえあります。実際、この侵入性の蔓性植物は現在、韓国全土の179の市郡に広がっています。急速に広がり、在来植物から空間と光を奪い、土壌の多孔性と水の流れを阻害します。最終的には、在来植物は生育できなくなり、生物多様性は低下し、土壌は「呼吸」を失ってしまいます。
健全な土地とは、多様な種が共存し、互いにスペースを与え合う土地です。侵入性のつる植物を除去することは、共存の可能性を取り戻すことです。
除去するのは「植物」だけではない
蔓を刈り取ることは、窒息しかけていた土壌に光と風、そして生命の循環を取り戻すことです。私たちはまず、小さな芽さえも取り除き、日光が届き、在来種の種子が根付く空間を作ります。発芽した種子の成長の可能性、土壌微生物や昆虫の生息地への回帰。これらはすべて、たった一度の除去作業から始まります。
植物を窒息させる蔓から解放する瞬間、私たち自身の命にも息吹が吹き込まれます。同じように回復を必要としている命です。私たちの存在が生態系に触れるこの瞬間、息吹の回復は共に始まります。
機械ではなく手作業
これは、土地を掃除機で掃き清めることではありません。私たちは手作業で、つるを丁寧に刈り取り、根をたどり、除去します。在来種はそのまま残し、外来種のみを除去することで、生態系の回復に向けた、優しく、敬意ある第一歩を踏み出します。
私たちが生み出す変化を想像する
このプロジェクトは、忠清北道槐山市にあるハーブ園「ハーバニック」との共同プロジェクトです。ハーバニックは、農民であり薬草学者でもある人物が運営するハーブ園で、化学肥料や農薬を使わず、土壌の力のみを頼りに栽培を行っています。ここでは、土壌修復の実験を行い、蔓が除去された後、在来種がどのように空間を取り戻すかを観察します。ドローンと土壌分析を用いて、これらの変化を記録し、四季折々の息吹を追っていきます。
この取り組みには、外来種の分析と生態系の回復を専門とする環境スタートアップ企業Invelabが参加しています。ドローンデータと科学的モニタリングを活用し、回復プロセスを詳細に記録し、生態系の移行に向けた道筋を提案しています。彼らは私たちの強力なパートナーです。
(写真:忠清北道槐山薬草園)
このオーガニックハーブと農作物の畑では、外来植物が徐々に侵入し、在来種の生育を阻害してきました。持続可能な農業の価値を支持するアロマティカは、ハーバニックとインベラブと提携し、この課題に取り組んでいます。私たちが守ろうとしているのは、農地だけでなく、生態系が息づき、豊かに育つ健全な土壌です。こうした小さな変化を積み重ねることで、生態系の回復が特別なことではなく、日常生活の一部となることを願っています。
蔓を伐採した場所に、在来種の種を蒔きます。この秋、種は土の中で冬を越し、来春静かに芽を出します。それはどんな光景になるでしょうか?花や草が再び咲き、ミツバチや蝶が戻り、根がより深く広がり、土が再び自由に呼吸する。今日は、そんな光景を想像します。
プロジェクト:Soil by AROMATICA
変化は一朝一夕で訪れるものではないことを私たちは知っています。だからこそ、私たちはこの道のりを一歩一歩歩んでいきます。小さな行動の一つ一つが、土壌のリズムを取り戻す助けとなります。そして、在来種が再び花開くのを見届けることができるのです。
この旅にご参加くださる方をお待ちしております。私たちの小さな行動が、再び生命が息づく土地を創りますように!
アロマティカの視線が地面に向いた瞬間
アロマティカは常に原料から出発してきました。エッセンシャルオイル、ハーブ、そして根が持つ香りと効能を追い求め、自然の治癒力に信頼を寄せ、肌への働きについて深く考えてきました。これまで私たちはハーブを、花や葉、その美しさや機能といった表面的な側面から捉えてきました。しかし今日、私たちはハーブの根底にある土壌、つまりハーブが育ち、根を張る土壌に着目しています。
地球の皮膚、土壌の信号
私たちが毎日呼吸し、肌に塗る天然成分は、結局のところ土壌から生まれます。植物の成長は土壌から始まり、それを可能にするのが表土です。表土とは、岩石、植物、昆虫が分解して何世紀にもわたって形成される、わずか5~20cmの薄い土の層です。この表土には、植物の成長に必要な栄養素が含まれています。表土は水を循環させ、炭素を貯蔵し、気候変動を緩和し、地球上の生物に食料と住処を提供します。
しかし、国連食糧農業機関(FAO)によると、世界の土壌の約33%はすでに中程度から高度に劣化しています。この傾向が続けば、2050年までに世界の土壌の90%以上が劣化する可能性があります。毎年25億~40億トンの表土が浸食によって失われており、これは年間7,600万トンの穀物生産量の損失に相当します。私たちが頼りにしている植物の力強さ、そしてそれらがもたらす治癒力は、その下にある土壌が崩壊してしまえば、維持することはできません。
表土が崩壊すると、生物多様性も失われる
健全な土壌は、植物にとって単なる栄養源ではありません。土壌には、微生物、菌類、昆虫、そして目に見えない生命体など、無数の生物が息づいており、土壌の呼吸を支えています。土壌は、まさに地球上で最大の生物多様性の生息地です。しかし、農薬、化学肥料、そして大規模な単一栽培によって、この生態系は急速に破壊されています。
アロマティカの生きた土壌への第一歩
アロマティカでは、自然を害する破壊的な生産方法に深い懸念を抱いており、より持続可能な方法で栽培された原材料の使用を拡大しています。これは、表土を保護し、生物多様性を保全するための方法でもあります。
最初のステップとして、地域の生態系を脅かすホップ蔓( Humulus japonicus )などの外来種を除去し、在来種の種子に置き換えるプロジェクトを開始します。これは単なる除去にとどまらず、生きた土壌を再生するための取り組みです。蔓の下に閉じ込められていた土壌を解放することで、日光が戻り、根が成長できるスペースが確保され、ミツバチや蝶が生息域を取り戻すことができます。
呼吸する土壌、生態系の再生
私たちは、明確な終わりのない旅を始めようとしています。私たちは、侵略的な植物を抑制し、種を蒔き、土壌とそこに生息する生物の変化を追跡します。ドローンによる分析と土壌生物指標を用いて、土壌再生の科学的プロセスを記録していきます。
この秋、在来種の種子から作ったシードボールを植えます。冬の間、それらは土の中で眠り、来春には静かに芽を出します。アロマティカは今、根付いた持続可能性を訴えています。土壌の再生は生命そのものの再生であるため、私たちはこの道を歩み続けます。

