カリキュラム
精油を通じて植物の生命力を活用し、その人体への効果と科学的に証明された利点を探ります。
この4週間の基礎コースはアロマテラピーの基礎を完成させ、日常生活での安全で実践的な応用へと導きます。
01. アロマテラピーの定義と歴史
アロマテラピーが6,000年以上も前から実践されていることをご存知ですか？古代エジプトからギリシャ、ヨーロッパ、そして現代に至るまで、儀式、美容、健康のために用いられ、やがて体系的な学問分野となりました。
このセッションでは、精油がセルフケアを支え、日常生活に意味のある変化をもたらす方法も探ります。
実践：布用＆ルームスプレーを作り、空間と心をリフレッシュしましょう。
02. 土壌からボトルまでの精油の旅
精油の効果は、植物がどこでどのように育てられたかによって決まります。土壌、気候、湿度、日光が植物の分子構造やケモタイプを変化させ、精油の品質と治療効果に直接影響を与えます。花、葉、茎、果実、樹脂、根など植物の各部位は、異なる抽出方法を通じて独自の癒しの力を示します。
医療アロマテラピーに基づき、このセッションでは原産地、栽培方法、ケモタイプ、収穫時期、蒸留方法が効果にどう影響するかを説明します。また、希釈の指針と安全上の注意点についても学び、責任ある使用法を身につけます。
実践：自分だけのパーソナライズされたロールオンブレンドを作りましょう。
03. 香りと癒しのエネルギーの源
なぜ私たちは「心地よい香り」に反応し、特定の香りが特定の感情や記憶を呼び起こすのでしょうか？このクラスでは、香りの起源をたどり、植物の香りが人の感情や身体にどのように影響を与えるかを考察します。
トップノート、ミドルノート、ベースノートという香りの層構造について学び、ブレンド技術を実践します。また、モノテルペンやエステルなど主要な香り分子の化学的メカニズムを探り、その身体への効果の科学的背景を理解します。
実践：自分だけのナチュラル精油香水を作りましょう。
04. 人体における精油のメカニズム
アロマテラピーは単なる「心地よい香り」以上のものです。精油は治療的および美容的効果をもたらし、健康とスキンケアの両面に影響を与えます。
この講義では、精油が嗅覚、吸入、皮膚を通じてどのように吸収され、身体全体でどのように作用するかを探ります。香りが脳や感情とどのように結びつくか、皮膚吸収が自律神経系の反応を引き起こす仕組み、ドーパミン、セロトニン、オキシトシンなどの神経伝達物質が放出される過程を解説します。
さらに、キャリアオイルの比較やコメドジェニック指数について学び、異なる肌タイプに合わせた安全なブレンド方法を習得します。
実践：ボディオイルを作り、リラクゼーションと血行促進のためのマッサージ技術を練習しましょう。
